『千里はるばる梁祝伝承文化の真実を探る』 周静書の言葉
「去年夏のある日、寧波で 梁祝伝説の実地調査をする渡辺さんの面会を求める突然の電話を受け取った。私はただ一外国人が梁祝伝承文化への一般的興味で連絡を図ってきているだけと見なし、単に儀礼的に面会を承諾した。ところが思いもよらないことに、目の前に現れた渡辺さんはなんと沢山の梁祝文化研究の自ら書いた草稿や写真を持ち来たり、単なる興味ではなくきちんと梁祝伝説を研究している人物であった。これは私を非常に驚喜させた」
2007の10月に寧波で「梁祝文庫首発式」が行われ、中華書局より、「梁祝文庫」全10巻のうち三巻が発刊されました。
1,理論研究編(ここに私の卒論の原型である実地踏査の記録が収録されている)
2,越劇芸術編
3,国外文芸編(ここに私が周静書に頼まれ翻訳した日本の梁祝漫画が収録されていると思う)の三巻が発刊。
昨年10月発行記念発表会が行われ、私も贈呈式を行うと言うことで招待したのに、ということで(そう言えば昨年10月正谷さんと一緒に寧波に滞在費用は負担するので招待したいと)いわれたことを思い出しました。その時は、寧波の梁祝文化公園のお祭りに呼ばれたものと勘違いし、「本贈呈のことで」招待されているとは判らず、孟姜女翻訳に明け暮れており断っていたのです。
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